小児眼科は高槻市、茨木市にある大石眼科へ
2020/05/07
斜視とは?
今日は眼の病気「斜視」についてのお話しです。
「斜視」とは、基本的には眼の位置のずれ(眼位ずれ)をいい、一つの目標を見ている時に、一方の眼は目標を見ているのに、他方の眼の視線が目標とは別の方向へ向かっている状態です。
斜視の原因は単一ではありませんが、
原因として
1.眼の筋肉や神経などの異常
2.両眼視の異常
3.遠視
4.視力不良
などが考えられます。
しかしそれのみで説明できないものが多く、これらのいくつかが複雑に絡み合って生じている事もあります。
視能訓練士が眼の向き(眼位)の検査をすれば、斜視かどうかはわかります。
斜視があった場合でも、経過観察で問題ない場合もありますし、
眼の度数や視力、両眼視の検査の結果で、斜視の原因が遠視の場合には眼鏡装用による治療をしたり、弱視になっている場合には訓練を行なう必要があることもあります。
斜視は両目の見ている向きが異なるため、少し気を付けて見てみると家族の方が見ても分かります。
眼の機能の発達に最も大切なのは幼児期で、家族の方のちょっとした注意で斜視や弱視が見つかることもあります。早期に治療をしないと、弱視や両目で物をとらえられなくなる原因になることもありますので、
おかしいな?斜視なのかな?と思ったら早めに眼科を受診しましょう。