花粉症、アレルギー結膜炎は高槻市、茨木市の大石眼科へ
2021/03/08
花粉症、アレルギー性結膜炎
3月に入り、スギ花粉の飛散ピークは九州では越えつつあるようですが、四国や中国、大石眼科医院のある大阪府、近畿は3月上旬もまだ続くそうです。東海や関東では3月中旬にかけて、北陸や東北南部では3月下旬にかけてピークが続く予想だそうです。
スギ花粉のピークが終わる頃になると、ヒノキ花粉が飛び始め、ピークは九州では3月中旬から4月上旬、四国、中国、近畿では3月下旬から4月上旬、関東は4月上旬から中旬にかけてと予想されています。
花粉に対するアレルギーが原因で、目にかゆみや充血などが起こる病気を「アレルギー性結膜炎」といいます。
目のかゆみ、充血、涙、異物感、まぶたの腫れなどが主な症状です。
かゆいからといってこすりすぎると、炎症が悪化して痛みを感じたり、目やにが出たりもします。しかし上記症状は感染症においても現れる場合もありますので、眼科を受診しましょう。
花粉症による目の症状は、目薬の使用によってつらい症状を軽減することができます。
花粉症に使われる目薬には、かゆみなどの症状を軽くする抗アレルギー点眼薬と、重症の炎症を治療するステロイド点眼薬や免疫抑制点眼薬があります。
ステロイド点眼薬は、長期間使用すると眼圧が上昇し、ステロイド緑内障を発症するリスクがあるので、必ず医師の指示を守って使用し、定期的な通院、眼圧測定の検査をする必要があります。
目薬は症状によって使い分けますが、なるべく症状が出始めてすぐに抗アレルギー点眼薬を使い、炎症を悪化させないようにするのが治療の基本です。
抗アレルギー点眼薬には抗ヒスタミン点眼薬とケミカルメディエーター遊離抑制薬という2種類があります。
抗ヒスタミン点眼薬は、すでに起こっているアレルギー反応に効果を発揮し、かゆみや充血などの症状を改善します。アレルギー反応で細胞から出てくるヒスタミンという物質の働きを抑えることで、かゆみなどが治まります。
ケミカルメディエーター遊離抑制薬は、かゆみなどを引き起こすヒスタミンなどの物質を細胞から出てこないようにする作用があります。かゆみなどが出る前から使い始めるのが最も効果的ですが、症状が出始めてから使っても、効果は期待できます。
抗アレルギー点眼薬は、かゆい時だけでなく、毎日決められた回数を花粉の飛散が終息するまで使い続けることで、花粉の季節を快適に過ごすことができます。
花粉症の目の症状は、かゆみがでたらすぐに眼科を受診!早めに処方点眼薬を使い始めることにより炎症を抑えられるので、症状が落ちつきます。すでにひどい症状に悩まされている方も、それぞれに合った目薬を点眼することにより症状は軽減できます。
症状出現時は我慢せず、眼科を受診しましょう!